痙攣（けいれん）性便秘は、ストレスや生活習慣の乱れにより、自律神経の働きに異常をきたす事で発症する便秘です。 しかし現代人にとってストレスのない生活を送ることなど不可能だし、雇用形態が多様化した事で夜勤を含めた勤務時間のローテーションなど、生活リズムを整える事が難しいのが現状で、辛い思いをしている方は多いと思います。 ストレスの解消は人それぞれで、趣味や読書に没頭したり、スポーツで汗を流したりと何かしら発散の方法は心得ている事と思いますが、仕事の都合上、夜勤や昼勤といった勤務時間の切り替わりがある人は、寝る時間が不規則になる為、寝不足が続き、せっかくストレスを発散しても不眠で便秘の症状がなかなか良くならないという悪循環に陥っている人も多い様です。 勤務時間のローテーションがある場合は、睡眠の仕方に工夫をしてみましょう。 夜勤明けで後に昼勤務が控えている場合は、午前中に３～４時間だけ睡眠をとり、遅くても午後２時には起きるようにします。午後からの睡眠は夜の睡眠を妨げる為、午前中の睡眠をお勧めします。 逆の場合は、太陽などの強い光を見ないようにする事が大切です。強い光は交感神経が刺激され脳が覚醒する為、サングラスや帽子などで光を防ぎ、寝る際もアイマスクや遮光カーテンを使い睡眠を取りましょう。 こうした睡眠の工夫で、しっかり睡眠が取れるだけでもストレスは随分減るはずです。
インナーマッスル「腸腰筋」で便秘を解消
便秘を解消するため、排便をスムーズにするには腹圧を高める「腸腰筋」というインナーマッスルを鍛えることが大事です。 この筋肉は、ざっくり言うと下腹部から腰の奥あたりにある筋肉なので、下腹部に負荷を加えるようなトレーニングが有効になります。 しかし、腸腰筋は普通の腹筋運動では鍛えづらくトレーニングするためにはちょっとした工夫が必要になりますのでご紹介します。 まずは、仰向けに寝て上半身を起こします。この時に上半身の体重は両手で支える形にしてください。 その状態から両足を床から離し、交互に上下させます。この動作を２０回で１セットとして、３セット行うことを目標に行い、慣れてきたら数を増やしてトレーニングしてみましょう。 便秘の改善を期待するなら、トレーニングの最中は下腹部あたりの腸腰筋を意識しながら行うと効果が上がります。筋肉は意識することによってより発達が進むのがその理由です。 参考サイト：
便秘 サプリ さらに、トレーニング中は呼吸をしっかり行うことが重要なのですが、呼吸は鼻から深く吸って、ゆっくり口からはくヨガの呼吸法を実践すれば、胃腸と密接な関係がある自律神経の働きを整える効果があるため、ストレス性の便秘にも効果があり、お勧めの呼吸法です。 便秘の解消に向けて、腸腰筋を鍛えるトレーニングを生活習慣に加えてみてはいかがでしょうか。
